今日は不動産屋Mさんの元勤め先,Y建築設計で第1回の設計打ち合わせです。9:30スタート,ねむい・・・
今回の建設では,Mさんは土地の媒介だけになってしまいましたが,地鎮祭やY建築設計との橋渡しでもいろいろと段取りをいただいて,感謝しています。地鎮祭は希望通りで決定しました。
さて,最初ということでY建築設計のT社長さんも同席されて,あとは担当の設計士Hさん(女性),営業のSさんと初顔合わせしました。とてもよい雰囲気です。T社長からは,「うちの標準構成でも,中の上くらいの品質の設備は整えられますが,せっかくの新築ですし,ぜひ1つはこだわってみてください。」という助言をいただきました。これは胸を打たれました。
あまりに急転した新築という選択肢に戸惑い気味でしたが,これで前向きに楽しめそうです。心のどこかには,中古か建売のほうが気が楽という意識があったのですが,建築という提案・見積もり・施工・引き渡しプロセスを当事者として見られることは興味深いし,地鎮祭といった行事も貴重な体験。これはプライスレスの経験です。業務繁忙期はつらいですが,ここは技術士たる自分のマネジメント能力の見せ所と思わなくては。
設計の制約条件は土地の形・接道方向・日照・周辺住宅,そのほか各種法令でしょうか。土地の形というシステム境界があって,そのほかの境界条件に合わせて自分にとって必要な設計をしていくことは,何とか本業にも役立つ経験にしたいものです。
さて,設計で最初の焦点は玄関でした。これは重要なインターフェースです。設計のHさんから提示していただいた第1案はこんな感じでした。

LDKは14.5畳で,最初の希望で伝えた隣接する和室も6畳も確保されており,つなげれば20畳もの空間ができるという,想像以上の1階でした。ただ,これだけの空間ができるなら,和室とLDKはつながらなくてもよいと思いました。あと,玄関を入ってから細長く奥に入るスタイルより,家の中心に近いところに玄関があるスタイルがよかったので,それを伝えてみました。こんな感じ。

これに基づいて,目の前で第2案を作っていただけました。ただ,設計のHさんとしてはお勧めしないとのこと。玄関へのアクセスには駐車スペースの脇を通らざるを得ないため,雨の日に買い物袋を持っているときは不便を感じるかも知れないということです。あとで考えてみよう。
間取りのほか,外壁をサイディングとするかパワーボードとするか,また玄関やサッシをYKKとするかTOSTEMとするか,キッチンや浴室などの水まわり設備をナショナルとするかTOSTEMとするか,はたまたYAMAHAにするかを決めていかなくてはなりません。メーカーだけでなく,どの製品の何色にするか,オプションを追加するかを検討していくので,気が遠くなる感じです。まず水まわりはショールームで確認したほうがよいとのことで,今日は近くにあるナショナルを見に行って,後日TOSTEMとYAMAHAを見ることにします。
打ち合わせの2時間はあっという間に過ぎました。つづいて急遽ナショナルのショールームです。
こういうショールームは当然なじみがなかったのですが,ようやく存在理由がわかりました。建設会社の紹介で予約をして出かけると,担当者がその会社の標準構成の製品を案内してくれるのです。たしかに,こうしてもらわないとカタログだけではさっぱりわかりません。
ナショナルは最初のショールームのため,キッチンまわりなどは評価が難しいですが,「畳が丘」の展示がおもしろくて気になってパンフレットをいただいて帰りました。
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